朝日新聞徳島支局長 荒川 英二 あいさつ

朝日新聞徳島支局の開設80周年を記念し、全日本写真連盟県本部と
共催した写真コンク−ル 「21世紀に伝えたい徳島」の審査が終わり、
最優秀の推薦に、阿南市宝田町、 福田勉さんの「駆ける--剣山ス−
パ−林道」が選ばれたほか、特選(2点)、準特選(4点)、入選(10点)
の各受賞者が選ばれました。推薦、特選、準特選にはそれぞれ賞状、
楯、特別賞が、入選には賞状と記念品が贈られます。推薦、特選、準
特選の方には別に、県本部長(徳島支局長)賞も贈られます。 コンク
−ルには、全日写連会員を中心に96点の応募がありました。作品は
県内の自然風景から風俗、行事、祭事、建築物まで幅広いテ−マに
わたり、カラ−やモノクロで多彩な作品が寄せられました。公開審査は
16日に徳島支局であり、酒井博司・全日写連関西本部委員と井藤
光章・同県本部委員長、私の3人が担当。昭和20〜30年代に撮った、
とっておきのひとコマを応募された人もあり、一人ひとりの熱い思いが
こもった「徳島」が集まりました。 推薦の「駆ける」は、素晴らしい一瞬
をとらえています。4頭のバランスも絶妙です。この一枚を撮るために
どれほどの忍耐と根気がいったのか。敬意を表したくなる作品です。
剣山の自然環境をいつまでも大切にしようと見る人に強く訴えかけます。
 特選の1点は、年末恒例のイルミネ−ションで人気スポットとなって
いる「ケンチョピア」。ズ−ミング効果をうまく使って、現代感覚で表現し
ています。もう1点の「憩う」は、吉野川第十堰に集まるシラサギの群れ
です。きれいな水、そしてたくさんの魚がいるからこそ鳥たちも安心して
吉野川を訪れるのでしょう。徳島が全国に誇れる風景を21世紀へぜ
伝えていきたいものです。  授賞式は2月3日午後7時から、徳島市
元町のシビックセンタ−市民ギャラリ−であり、入選作品は9日〜13日
の5日間、同ギャラリ−で展示されます。 お忙しい中、ご応募いただい
たみなさん一人ひとりに、改めて厚く御礼申し上げます。

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